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高村光太郎の詩、「冬の詩」





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肌の温もり 欲しがる 季節に. 降り積もる雪は


音も色も吸い込んでしまう静寂の世界


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降り続ける雪は、私の心を癒すであろう


私は氷りつきたる白い雲の神様に触れた気がした。

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雪々乱舞


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白い小さな雪の結晶がふわふわと宙を舞っている、 「あぁ、雪が降る…」


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ユニクロのCMで今流れてる
高村光太郎の詩、「冬の詩」
冬だ、
冬だ、
何処もかも
冬だ
見わたすかぎり
冬だ
再び僕に会ひに来た硬骨な冬
冬よ、冬よ

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躍れ、叫べ、僕の手を握れ
大きな公孫樹の木を丸坊主にした冬
きらきらと星の頭を削り出した冬
秩父、箱根、それよりもでかい富士の山を張り飛ばして来た冬
そして、関八州の野や山にひゆうひゆうと笛をならして騒ぎ廻る冬


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貧血な神経衰弱の青年や
鼠賊(そぞく)のやうな小悪に知慧を絞る中年者や
温気(うんき)にはびこる蘇苔(こけ)のやうな雑輩や
おいぼれ共や
懦弱(だじゃく)で見栄坊な令嬢たちや
甘つたるい恋人や
陰険な奥様や
皆ひとちぢみにちぢみあがらして
素手で大道を歩いて来た冬
葱の畠に粉をふかせ
青物市場に菜つぱの山をつみ上げる冬


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万物に生(いのち)をさけび
人間の本心ゆすぶり返し
惨酷で、不公平で


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憐愍を軽蔑し、感情の根を洗ひ出し
隅から隅へ畏れを配り
弱者をますます弱者にし、又殺戮し
獰猛な人間に良心をよびさまし
前進を強いて朗らかな喇叭(ラッパ)を吹き
気まぐれな生育を制えて痛苦と豊饒とを与へる冬


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冬は見上げた僕の友だ
僕の体力は冬と同盟して歓喜の声をあげる
冬よ、冬よ
躍れ、さけべ、腕を組まう








力強く元気をいただける詩です。
by gotto5101 | 2011-01-08 14:48 | PENTAX K-7 写真集 
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